もっと身長が高かったら。
もっと頭が良かったら。
もっと社交的な性格だったら。
こんなふうに思ったことが、一度くらいはあるんじゃないでしょうか。
自分にはないものを思い浮かべて、
「それさえあれば、もっとうまくいくのに」と考える。
でも、ないものはない。変えられないものは、変えられません。
スヌーピーにこんな言葉があります。
「配られたカードで戦うしかないのさ」
もしもを考えても意味がないことはわかっている。
でも、なぜかずっと「あのカードがあれば」と考えてしまう事があります。
今回は、その背景にある構造を整理してみます。
コンプレックスは「動けない理由」になりやすい
身長や生まれつきの性格は、努力でどうにかなるものではありません。
だからこそ、言い訳として使いやすいのだと思います。
自分は頭が良くないから。
自分にはそういう才能がないから。
そういう性格じゃないから。
ただ、少し立ち止まって考えてみると、
そのコンプレックスが「動かない理由」になっていないでしょうか。
もしそのコンプレックスがなかったとして、果たして自分は行動できるでしょうか。
コンプレックスを手放すと、言い訳も使えなくなります。
だから、無意識のうちに手放したくないと思っているのかもしれません。
変えられるはずのことも、できないことがある
私自身にも、コンプレックスがありました。
一人暮らしを始めてから体重が増えて、 「痩せたい」とずっと思っていました。
体型は、努力すれば変えられます。 身長や生まれつきの性格とは違う。
でも、なかなか続きませんでした。 運動しようとする。食事を気をつけようとする。 でも、途中で諦めてしまう。
そのとき気づいたことがあります。
本当に痩せたいと思っているなら、続くはずだ、と。
好きなことや、本当にやりたいことは、続けようとしなくても続いている。
しかし、体型は変えられるはずなのに、動けていない。
もしかしたら、「痩せられていない自分」を言い訳として使っていた部分があったのかもしれません。
体型は、努力すれば変えられる。
それでも動けていなかったということは、
コンプレックスそのものではなく、コンプレックスを言い訳にする習慣が問題なのかもしれません。
解消したいと思いながら、なぜ動けないのか
コンプレックスを「解消したい」と思っていても、
実際には解消に向けて動いていないことがあります。
それは意志が弱いからだけではないと思っています。
コンプレックスが解消されると、言い訳が使えなくなる。
結果を出せない理由が、なくなる。
それは困る。
だから、無意識のうちに解消しようとするふりをしながら、実際にはしない。
本人は気づいていないことがほとんどです。
でも、構造としてはそうなっていることがあります。
もしそのコンプレックスがなくなったとしたら
仮に、明日から身長が高くなったとします。
頭が良くなったとします。
社交的な性格になったとします。
そのとき、自分は本当に動けるでしょうか。
おそらく、別の何かを探し始めると思います。
「経験が足りない」「人脈がない」「タイミングが悪い」
言い訳の材料は、探せばいくらでも見つかります。
コンプレックスがなくなっても、
言い訳にする習慣が残っている限り、何も変わらないかもしれません。
まとめ
コンプレックスがあること自体は、問題ではないと思います。
ただ、それを「動けない理由」として使い続けていると、
無意識のうちにそのコンプレックスを手放せなくなっていきます。
解消したいと思いながら、解消に向けて動かない。
それは、解消されると困るからかもしれません。
だとすれば、「配られたカードで戦う」ために必要なのは、
カードを嘆くのをやめることより先に、
「カードを言い訳にしている自分」に気づくことなのかもしれません。
一度だけ、問いかけてみてください。
・本当に解消したいと思っているか
・そのコンプレックスがなくなったとして、自分は動けるか
・無意識に言い訳にしていないか
この3つを問い直すだけで、少し見え方が変わるかもしれません。
自分自身に、問いかけてみてください。
今、何かを言い訳にしていますか?

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