最近、Netflixの「トークサバイバー」を見ていました。
その中で芸人さんたちが、
辛かった出来事や傷ついた経験を
面白おかしく話していました。
辛い出来事というのは、
そのときは本当にきついものです。
「なんで自分だけこんな目に」
と思うこともあります。
しかし時間が経つと、
その出来事を笑い話として語ることがあります。
芸人さんたちも、
その瞬間はきっと辛かったはずです。
それでも今こうして
笑い話として語れているのは、
辛い出来事も、
人生の一つの経験として
捉えているからなのかもしれないと考えるようになりました。
人生は近くで見ると悲劇、遠くから見ると喜劇
チャップリンの言葉に、
「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である」
というものがあります。
辛い出来事というのは、その瞬間だけを見ると
どうしても悲劇のように感じてしまいます。
しかし時間が経ち、少し距離を置いて振り返ると、
その出来事の見え方が変わることがあります。
心理学では、
出来事の捉え方を変えることを
**「リフレーミング」**と呼ぶことがあります。
同じ出来事でも、
どう意味づけるかによって
その経験の価値は変わります。
芸人さんたちは、
辛かった出来事を笑い話として語ります。
もしかすると、
人を笑わせることが仕事だからこそ、
自然とリフレーミングをしているのかもしれません。
ただ、一般の生活の中では
そう簡単に気持ちを切り替えられるものではありません。
辛い出来事の最中に、
「これはあとでネタになる」と
考える余裕はなかなかないものです。
新人の頃に起こしたミス
私自身にも、
振り返ると強く記憶に残っている失敗があります。
看護師として働き始めた新人の頃、
治療に使うチューブをテープで固定していました。
テープが長かったので
ハサミで切ろうとしたところ、
誤ってチューブまで一緒に切ってしまったことがあります。
医師や先輩からは、かなり強く怒られました。
患者さんにも、周りのスタッフにも
迷惑をかけてしまった申し訳ない気持ちと、
「なんでこんなミスをしてしまったんだろう」
という思いで、かなり落ち込みました。
上司がかけてくれた言葉
そんなとき、当時の上司がこう声をかけてくれました。
人間誰でもミスはする。
でも、同じミスを繰り返さなければいい。
あなたが経験を積んで先輩になったとき、
後輩が同じようにミスをして
落ち込むことがあるかもしれない。
そのときに、
「自分もこんな失敗をしたことがある」
と話してあげなさい。
その経験が、
きっと誰かを励ますことにつながるから。
当時の私は、
落ち込んでいたこともあり、
その言葉をすぐに受け止めることはできませんでした。
しかし、その言葉は
ずっと心に残っていました。
そして今、
後輩が失敗して落ち込んでいるときに
この話をすることがあります。
すると
「先輩にもそんな失敗があったんですか」
と驚かれることがあります。
そういう経験も含めて、
自分の人生の一部なのだと
今は思えるようになりました。
辛い出来事をどう捉えるか
辛い出来事というのは、
その瞬間だけを見ると
どうしても重く感じてしまいます。
失敗したことや、
傷ついたことばかりに
意識が向いてしまうこともあります。
ただ、チャップリンの言葉のように
少し時間が経って振り返ってみると、
その出来事の見え方が変わることがあります。
短期的に見ると辛い出来事でも、
長い時間の中で見れば
経験になったり、
後から人に話せる出来事になったりすることもあります。
だからといって、
無理にポジティブに考える必要はないと思います。
ただ、
目の前の出来事だけに引っ張られて
クヨクヨし続けるよりも、
少し視点を変えてみると
違う見え方ができることもあるのかもしれません。
まとめ
日々生活している中で、
辛いことや傷つくことはたくさんあると思います。
人間なので、それで落ち込むこともあると思います。
以前は、そういう出来事にあまり引きずられない人は
心が強い人なのだと思っていました。
でも今は、
そういう人はストレスの処理の仕方が上手なのだと思っています。
辛いこともリフレーミングをしたり、
解釈の仕方を変えることで、
違う形で受け止めることができる。
これはすぐにできるものではないし、
いつでもできるものでもありません。
だけど、そういう考え方を持っていることで
自分の気持ちを守ったり、
傷ついたときに回復しやすくなるのではないかと思います。
仕事においても人生においても、
目の前の出来事に振り回されるのではなく、
自分の捉え方を少しずつコントロールしていきたいと思っています。


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