私は今、看護師として働いています。
看護師という仕事は、
どうしてもなりたかった夢ではありませんでした。
・給与が安定している
・全国どこでも需要がある
・就職に困らない
そういった現実的な理由で選びました。
仕事はきちんとやっています。
責任も持っています。
ただ、楽しいかと聞かれたら、正直そうではありません。
辛いことの方が多い。
辞められるなら辞めたいと思うこともあります。
けれど、
私は看護師しか
やってきませんでした。
30代になり、家庭もある中で
収入が下がるかもしれない挑戦をするのは簡単ではありません。
そんなモヤモヤした気持ちの中で読んだのが
『仕事は楽しいかね?』でした。
「職業的スタグフレーション」
本書は、空港で足止めされたサラリーマンと、
そこで出会った老人マックスとの対話で進みます。
マックスが主人公に問いかけます。
「仕事は楽しいかね?」
主人公は、自分の不満をぶつけます。
真面目に働いている。
仕事もこなしている。
でも出世はしない。
昇給もほとんどない。
将来がよくなるイメージも持てない。
それでも仕事を失うのは怖い。
そこでマックスは、
主人公の状態をこう呼びます。
「職業的スタグフレーション」
私は読んでいて、
自分のことだと思いました。
試してみることに失敗はない
本の中で繰り返されるのが
「試してみることに失敗はない」
という言葉です。
考え方としては理解できます。
ただ私は、
何を試せばいいのか分からない状態でした。
いきなり看護師を辞めるのは現実的ではない。
全く違う業界に挑戦するのも怖い。
副業もいくつか試しました。
動画編集、せどり、など
でも、続きませんでした。
「試せばいい」という理屈は分かっても
継続することができていませんでした。
成功者の方法は正解ではない|コイン投げの達人
本の中に「コイン投げの達人」という話が出てきます。
1000人がコインを投げ、
表が出た人だけが次へ進む。
これを7回繰り返すと、
最後に残るのはわずか8人。
その8人は「コイン投げの達人」と呼ばれ、
成功の秘訣を求められるようになります。
しかし実際には、
彼らに特別な技術があったわけではありません。
確率の中で、たまたま勝ち続けただけです。
ここで指摘されているのは、
成功者の物語を意味づけし、
「再現可能な必勝法」があると信じてしまう人間の癖です。
さらにこう続けます。
・頭が良くない、勤勉でない人は10回中10回失敗する
・しかし、適切な努力をしても10回中9回は失敗する
成功は保証されない。
でも、試さなければ可能性も生まれない。
成功とは才能の証明ではなく、
試行を続けた結果にすぎない。
うまくいっているように見える人も、
コイン投げを繰り返していった結果表が出たということだと思いました。
アイデアは組み合わせと定義の拡張
マックスは、
アイデアは特別なひらめきから生まれるのではなく、
既にあるものの組み合わせから生まれると言います。
新しいアイデアの源泉は、古いアイデア。
ゼロから生まれたわけではなく、
既存の要素の再配置や掛け合わせです。
この話を読んで考えたのは、
自分の仕事の定義を広げられないかということでした。
看護師というと、
医療行為やケアをする人、というイメージが強いです。
でも実際には、
・患者の話を聞く
・家族との調整をする
・状況を整理して伝える
・感情の揺れに気づく
といった力も使っています。
もしこれを広げるなら、
「看護師 × コーチング」
という形もあり得るのではないか。
医療の現場で培った
傾聴や整理する力を、
別の文脈で使うこともできるかもしれない。
いきなり職業を変えるのではなく、
組み合わせを変える。
そう考えると、
試せることはまだあるのかもしれないと思いました。
「明日は今日と違う自分になる」
本の中で繰り返されるのが
「明日は今日と違う自分になる」
という考え方です。
同じことの繰り返しでは変わらない。
小さくてもいいから、
昨日と違う行動をとる。
以前の私は、
毎日同じ生活をしていました。
朝ギリギリに起き、
仕事をして、
帰って疲れて寝る。
今は少し変わりました。
・朝早く起きる
・本を読む
・考えを書く
・ブログにまとめる
大きな変化ではありません。
でも、昨日の自分から少しでも変化することを毎日意識しています。
成功を目指すのではなく、試し続ける
本の終盤で、マックスはこう言います。
「君が試すことに喜びを見出してくれるといいな。
アイデアをいっぱい持つこと。
ありとあらゆることをやってみること。
明日は今日とは違う自分になること。
そして、朝を待ち焦がれる。
困難に屈しない人になってくれ。」
私は今すぐ看護師を辞めるつもりはありません。
家庭もあります。
現実的な制約もあります。
だからこそ、
辞めるか続けるかを今すぐ決めるのではなく、
・学ぶ
・試す
・考える
・アウトプットする
色々試すことを楽しみながら
その積み重ねを続けていきます。
その先で、
続けてもいいし、辞めてもいい。
そう思える状態を目指しています。
まとめ
もし今、
「このままでいいのかな」と感じているなら、
本を1ページ読むでもいい。
考えを書き出すでもいい。
誰かに本音を話してみるでもいい。
昨日と少し違う行動をとる。
それだけでも変化は始まります。
あなたも、今日ひとつだけ。
何かやってみませんか。
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