指示しなくても回るチームを作りたい。『GIVER人を動かす方程式』で見えた明るいチーム作り

マネジメント

職場の空気を、もう少しよくできないだろうか。

学生時代の部活のように、
ミスしても「ドンマイ!」と声が飛び、
得意な人が自然と前に出て、
全体がうまく回る空気。

ああいうチーム感は、
大人の職場では作れないのだろうか。

そんなことを考えていたときに読んだのが
『GIVER 人を動かす方程式』です。

この本は、
人を管理する方法ではなく、
人が自分から動きたくなる環境の作り方を示しています。

 

なぜ今、GIVERなのか

本書は、これからの時代は
「管理」よりも「関係性」が重要になると説きます。

AIが事務処理や標準化された業務を代替する中で、
管理職に残る役割は何か。

それは、
・ビジョンを理解すること
・現場に翻訳すること
・人を動かすこと

つまり、人間にしかできないコミュニケーションです。

私はこれまで、
部下が思う通りに動かないのは
自分の能力不足だと思っていました。

しかし、
速さや正確さはAIが担える時代です。

これから必要なのは、
人が動きたくなる空気を作れるかどうか。

GIVERという考え方は理想論ではなく、
時代に合った現実的なマネジメントだと感じました。

 

テイカー・マッチャー・ギバー

人の行動様式は3つに分けられます。

・テイカー(奪う人)
・マッチャー(与えた分だけ返す人)
・ギバー(まず与える人)

短期的に得をするのはテイカーに見えますが、
長期的に信頼を得るのはギバーです。

私の職場はテイカーだらけというより、
マッチャーが多いと感じます。

「私ばかりが仕事している」
「こんなに頑張っているのに見返りがない」

その空気が広がると、
仕事が回らないのは誰の責任か、
という問いになり、
雰囲気は一気に悪くなります。

責任の押し付け合いでは、
チームは強くなりません。

 

ギバーは自己犠牲ではない

ギバーと聞くと、
自己犠牲を連想します。

しかし本書が示すのは、
「強みを活かして与える」ギバーです。

自分が楽しくできることを差し出す。

私は自己理解や対話が好きです。
人の考えを整理し、可能性を見つけることが楽しい。

それを周囲に還元するなら、
それは消耗ではなく循環になります。

看護師の現場には、
自己犠牲型が多いと感じます。

しかし、燃え尽きてしまっては意味がない。

持続可能なGIVEこそが本質です。

 

庭師としてのリーダー

本書では、リーダーを「庭師」に例えます。

庭師はそれぞれの植物の成長速度や関係性を俯瞰し。
環境を整え、成長を待ちます。

リーダーも同じです。
チーム全体を俯瞰し、
誰がどんな状態かを観察するし整えることが
本来の役割なのだと気づきました。

 

心理的安全性という土壌

心理的安全性とは、
発言しても責められない状態です。

ミスが起きたとき、
「なぜ?」ではなく
「何があった?」と問えるかどうか。

私は以前、
「どうして?」と聞いて
後から「責められているようだった」と言われました。

あれは問題解決ではなく、
追及されているように感じさせていたのだと思います。

今の職場も、
個人責任にフォーカスしがちです。
それでは挑戦は生まれません。

 

グッドもっとという技術

部下や同僚からの提案に対して、
フィードバックは「グッドもっと」で行う。

「グッドもっと」とは

・まずは「いいね」と肯定的に反応する
・さらに良くするにはどうしたらいい?と問いかける

「グッドバッド」(いいね、だけど…)は実質否定です。
私は無意識にそれを使っていました。

認めること、褒めることは小さなGIVEです。
しかし、意識してやらなければ習慣になりません。

 

キャンプ型のチーム

本書の中で、これからの社会をキャンプに例えられています。
キャンプで最も大事なことは自分でできることを率先してやることです。

薪を拾う人、
料理をする人、
それぞれが貢献する。

私は、
得意な人が率先して動き、
役割は固定されない。
そんなチームを作りたいと考えています。

動かない人を責めるより、
動きたくなる空気を作る。

その方が健全です。

 

まず自分が動く

変化は行動からしか生まれません。
自分がギバーになり、行動することで周りも返してくれる。

・挨拶をする。
・感謝を伝える。
・ポジティブに返す。

小さなことですが、空気は言葉から作られます。

人は、与えられたものを返そうとする性質があります。
心理学では「好意の返報性」と呼ばれています。

自分が前向きな言葉を使えば、
相手も前向きな言葉を返しやすくなります。

それは自分と相手だけで終わらず、
少しずつ周囲にも広がっていくはずです。

指示で動かすのではなく、
空気で動くチームを作りたい。

そのためにまずは自分が動きます。

まとめ

『GIVER』は、
管理するための本ではなく、
チームメンバーが自主的に動ける環境を作るための本でした。

指示で回すチームではなく、
自発的に回るチームへ。

その第一歩は、
自分がギバーになること。

ここから実践していきます。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

The Giver 人を動かす方程式 [ 澤 円 ]
価格:1,760円(税込、送料無料) (2026/2/12時点)

楽天で購入

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました