FIREという言葉自体は、
ずっと前から知っていました。
興味もありました。
でも正直なところ、
「そうなれたらいいな」くらいで、
具体的に何をすればいいのかは分からないまま、
なんとなく流してきたテーマでもあります。
結婚し、子どもが生まれて、
仕事・お金・時間の制約が一気に増えた今、
本屋でこの言葉を目にして、
改めて一旦ちゃんと読んでみようと思いました。
なぜ今、30代子育て世代の自分がFIREを考えたのか
今の仕事は体力的にしんどく、正直ずっと続けたいとは思っていません。
ただ、収入や家族のことを考えると、
勢いで辞められる状況でもない。
仕事・家族・時間。
どれも大切にしたい。
満足度を極端に下げずに、
選択肢を増やす生き方はないのか。
その延長線上で、
FIREという考え方について
どのような生き方なのか、
達成するためにはどうしたらいいのか具体的に知りたい、
そう考えました。
『FIRE 最強の早期リタイア術』の要点
FIREとは、
Financial Independence, Retire Early
「経済的自立と早期リタイア」を指す言葉です。
ただし、この本を読んで私が感じたのは、
FIREとは、
働く・働かないを自分で選べる状態。
・生活のために働かなくてもいい
・やりたい仕事を、やりたい量だけ選べる
・嫌な仕事からは降りられる
この「選択権」を持つということでした。
4%ルールで「必要なお金」は見える
FIREを現実的に感じさせたのが、4%ルールです。
これは
「年間生活費 × 25倍の資産があれば、
引退後も資産を取り崩しながら生活できる可能性が高い」
ということです。
例えば、
年間生活費が300万円なら
300万円 × 25 = 7,500万円。
この計算によって、
「なんとなくお金があれば安心」から
「いくらあればいいのか」が具体的に見えるようになります。
私は家族の生活費をざっくり計算してみて、
完全なFIREは60歳を過ぎないと難しい。
ただ、
生活費の一部を資産収入でまかないながら、無理のない範囲で働き続ける
サイドFIREなら50代で現実的に見えてくる、
という計算ができました。
3. 年収より大事なのは「貯蓄率」だった
ここは一番意外だったポイントです。
FIREというと、
「高年収じゃないと無理」
「投資で大きく増やさないといけない」
と思っていました。
でも本書では、
重要なのは年収ではなく貯蓄率という考え方が示されています。
「どれだけ稼ぐか」
よりも
「どれだけ貯蓄できるか」
極端な話、
年収がそこそこでも、
貯蓄率が高ければFIREは近づく。
自分は、
投資リターンは気にしていたけど、
貯蓄率をあまり見ていなかったな、と反省しました。
4. 節約は「我慢」ではなく「再配分」
節約=つらい、我慢、そんな人生楽しくない
というイメージがあるかと思います。
でもこの本では、
節約は幸福度に寄与しない支出を減らすこと
と定義されています。
具体的には、
節約を4つの階層で考える話です。
-
無痛節約(サブスク・通信費・保険)
-
小さな痛みのある節約(外食・飲酒など)
-
高額資産の見直し(車・家)
-
ご褒美としての支出(旅行・本・趣味)
削るだけで終わらせず、
「ご褒美」にお金を回すようにすることで、
節約が続くものになる。
ひたすら我慢ばかりの生活は自分には無理なので、
まず無痛節約から初めてみようと思いました。
5. 投資は「当てにいくゲーム」ではない
投資についても、考え方が整理されました。
・銀行に行かない(高コスト商品を避ける)
・個別株よりインデックス
・自動積立で感情を排除
・相場を見ない勇気も戦略
この本で進められている投資は才能がないとできないものではなく、
ミスをしにくくして、着実に積み上げていくもの。
これは、
「投資は難しい」
と考えていた自分にとって、
これなら真似できそうと思える方法でした。
6. 今の自分が考えていること
この本を読んで、
今すぐ仕事を辞められるわけではありません。
ただ、
実践していくことで選べる状態に近づいていく
という風に考えています。
・無理のない範囲で貯蓄率を上げる
・積立投資を自動化する
・支出を最適化する
・浮いた余白を、家族や経験に使う
これを続けていけば、
15年後には、
「今より働き方を選べる状態」
には届きそうだ、
という現実的な見通しが持てました。
そして、
この本を読まなかったら、
「FIREしている人っていいなぁ」と思いながら、
なんとなくお金を使い、
何も変わらないまま生きていた気がします。
まとめ
FIREは、
早期リタイアを目指す人だけの話ではなく、
人生を考え直すための考え方だと感じました。
特に30代・子育て世代にとっては、
「全部辞める」か「我慢して働く」か、
その二択ではなく、
・働き方
・お金の使い方
・時間の使い方
これらを少しずつ調整して、
人生の選択肢を増やしていく。
そのための地図として、
この本はかなり実用的だったと思います。
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